ほくろは悪性黒色腫?
ほくろのことを全く知らないという人は、おそらくいないと思います。
ほくろの全くない人間はいないと思いますし、ほくろのことを全く知らずに生活していくことのほうが難しいでしょう。
しかし、ほくろのことは知っていても、ほくろについてのしっかりとした知識を持っている人は少ないと思います。
ほくろとは、医学用語では色素性母斑といい、母斑という疾患であるとされています。
ほくろには、産まれたときからある先天性のものと、歳を重ねることによってできる後天性のものがあります。
形や大きさなども様々で、色の濃さにも違いがあります。
ほくろは、基本的に体に害を及ぼすものではありませんが、稀にですが、悪性黒色腫というがんの可能性があります。
よく、ほくろが年齢とともに大きくなったり、ほくろの数が増えたりすると、がんだといわれることがありますが、この場合のほくろは、ほぼ良性ですのでがんではありません。
怖いのは、ほくろが急激に大きくなったり、ほくろの色素がほくろ周辺にも染み出したり、出血したりする場合です。
これらの場合でもほとんどが悪性ではありませんが、悪性である可能性も捨て切れません。
悪性の場合には、がん細胞である可能性がでてきますので、きちんとした医師の診察が必要になります。
ほくろの種類
様々な形があるほくろですが、ほくろの形態によってどのような治療の違いがあるのかなどを説明します。
メラニン色素を作るメラサイトと似ている母斑細胞が、皮膚の浅い部分や深い部分に密集してできたほくろがあります。
皮膚の浅い部分にできたほくろでは、レーザー治療などで簡単に除去することができます。
皮膚の深い部分にできたほくろでも、レーザー治療によって除去できますが、浅い部分にできたほくろのように、簡単にというわけにはいきません。
レーザー治療は、身体に負担をかける場合もありますので、治療先の医師とよく相談して、治療にあたるようにしましょう。
母斑細胞が皮膚の中にできる場合では、余程の理由がなければ、除去するまではいかないのが普通です。
ほくろで除去治療を希望されることが多いのが、皮膚の中ではなく、皮膚の外側に盛り上がるようにできたほくろです。
この皮膚の外側に盛り上がったほくろの多くは、産まれたときからあった先天性のほくろになります。
皮膚の外側に盛り上がったほくろの中でも、特に直径が1.5センチメートル以上にもなるものは、先天性のほくろとされています。
盛り上がったほくろは、硬い毛が生えた有毛性色素母斑、表面がいぼ状になったものなど、症状は様々です。
このような皮膚の外側に盛り上がったほくろが顔にある人が、除去治療を受ける人の大半になります。
ほくろのレーザー治療
ほくろは、悪性の場合を除いては、特に治療が必要というわけではありません。
しかし、顔などの目立つ部分に大きなほくろがあると、コンプレックスになり、大きなストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
ほくろの除去が簡単にできるのであれば、実行したいという人も多くいると思います。
以前では、電気メスやくりぬき法、切開切除法などのメスを使用するものが行なわれていましたが、現在ではレーザーによる治療法が一般的になってきました。
レーザーでの治療は、切除跡が軽くてすみますし、腫れも小さくてすみます。
メスを使用していた従来の切除法に比べると、レーザーでの切除法は肌にかける負担が少ないといえます。
レーザー治療は、母斑細胞にレーザ光を照射して蒸散させるものです。
皮膚の奥まで母斑細胞がある場合には、ほくろの完全消去までに時間がかかることもあります。
ほくろにもよりますが、完全になくなるまでには、半年以上かかることもあります。
特に、無色の母斑細胞が皮膚の奥深くにある場合には、表面の黒い部分をレーザーで除去した後、3~6ヶ月程で皮膚の奥深くにあった母斑細胞が表面にでてきますので、再度レーザー治療を行なわなくてはいけません。
ほくろとは?
ほくろとは、体内で形成される色素であるメラニン色素が、皮膚の一部分に密集してできる母斑の一種になります。
メラニン色素を含む細胞のことをメラサイトと呼び、一箇所に高密度で集まって母斑を形成するものを、母斑細胞と呼びます。
ほくろは、母斑細胞が増殖する良性の皮膚病変で、大きくなったり、盛り上がったりします。
子供の頃には小さくて目立たなかったほくろが、いつの間にか大きくなって、皮膚から盛り上がってくることも多くあります。
ほくろの大きさは、ほとんどが直径1センチメートル以内ですが、先天性のほくろが次第に大きくなると、直径1.5センチメートルを超えてきます。
母斑細胞が皮膚の表面にあるものは、狭義の黒子と呼ばれ、皮膚から盛り上がるように母斑細胞が飛び出ているもは、色素性母斑といいます。
ほくろは、一般的に黒色、黒褐色、薄茶色になりますが、中には肌色や青っぽいものなどもあります。
また、ほくろは、一度できると自然には消えません。
年齢を重ねれば重ねるほど、ほくろが増えていく人もいます。
ほくろで悩んでいる人も多く、現在は美容外科などでの治療で切除することができます。
ほくろはきれいに切除できる?
顔に大きなほくろがあったり、大きくはなくても、たくさんのほくろがあったりすると、コンプレックスになる人が多くいます。
顔だけでなく、手や足、首など、人の目に触れるような所にできたほくろは、他人がそれほど気にしていなくても、本人にとっては深刻な悩みとなることが多々あります。
その場合には、美容外科などで治療を受ければ、ほくろを切除することができます。
ここで問題になってくるのが、果たして、きれいにほくろが切除できるのか、ということです。
ほくろの切除法は、レーザーやメスを使用しますが、いずれの場合にも、全く跡が残らないということはありません。
小さなほくろをレーザーで切除した場合には、ほとんど跡が残らないといってもいいですが、それでも跡が全く残らないというわけではありません。
どれくらいの跡が残るかというのは、ほくろの大きさや種類、施術する医師の技術、本人の肌質などによって変わってきます。
ほくろを切除しても、ほくろの跡が残って、ほくろがあったときよりも目立ってしまうこともなくはないのです。
美容外科などでのほくろの治療の前には、必ずその担当者からほくろ切除のリスクについても話を聞くようにしましょう。